【VANDY VAPE・スターターキット】SIMPLE EX KIT をもらいました
【VANDY VAPE・スターターキット】SIMPLE EX KIT をもらいました
ベプログさんとはあるツールを使ってコミュニケーションを取っているのですが、昨年9月のやり取りの中にこんな記述がありました。
『スコンカーが小さなブームになるかも・・・』
1年前スコンカーはブームというほどではなかったということですね。その後すぐにSTENTORIAN RAM BF MODがリリースされて日本でもスコンカーブームが巻き起こりました。大昔のように感じますが、たった1年前のお話し。ホント、現状のスコンカーラインナップは凄まじいものがあります。いいモノがガンガン出てきて、値段もバンバン落ちてきて・・・ごつくて扱いにくいVT Inboxを懸命に持ち出していたことがまるで悪夢のようです。安価で扱いやすいテクスコがたくさん出てきた今はとても幸せ。
それでもここまでになるとは想像もしていませんでした。『SIMPLE EX KIT? なんだかeGo AIOみたい・・・』
ベプログshopさんから、VANDY VAPE SIMPLE EX KITをもらいました。
【Mod Spec.】
Size:58.5 x 42 x 24mm
Output Mode:Voltage Mode
Output Voltage:3.3V – 4.5V
E-Juice Capacity:4ml
Battery:built-in 850mAh
Resistance range:0.8 – 3Ω
Maximum Charging Current:0.8A
【RDA Spec.】
径:21mm
高さ(ポジピン除く):25.8mm
スコンカーであるにもかかわらず、パッと見でJoyetech eGo AIO Boxをイメージしてしまいました。すごいな、こんなに軽くて小さなスコンカーキットがこの世に出てくるなんて。 だってね、eGo AIO Boxのサイズは「97 x 43 x 23mm」なんですよ。それに対してSIMPLE EX KITはRDA込みで「84 x 42 x 24mm」、重量も数グラムこちらのほうが軽い。信じられない・・・
eGo AIO Boxより小さく軽い!と言ってもやはりトレードオフとなった部分はあります。バッテリー容量ですね。eGo AIO Boxと比べて半分以下になっています。筐体内にスコンクボトルのスペースを必要とするので仕方のない話なんですけどね。まあ、これだけ手軽に持ち出すことのできるスコンカーキットの出現を素直に喜びましょう。
あちらは半メカですが、Pico Squeeze with Coral(ピコンカー)とコンセプトは似ていますね。ただ、2cm弱背が高くてアトマイザーも残念だったPico Squeeze with Coralは今後つらいことでしょう。工業製品としては、圧倒的にSIMPLE EX KITのほうがよくできていると思います。
高校生の娘より小さな私の手のひらにもすっぽり収まります。いや、ホント気軽に持ち運びができるんですよ。ジーンズのポケットにスコンカーを入れて気軽に外出するなんて考えたこともありませんでした。(当然、RDA内の残留リキッドには注意が必要ですが)
プラスチック素材の面積も大きいですし、金属もペラペラですので高級感なんてものはありませんが、ギュッとした塊感のおかげで安っぽさはありません。プラスチックを多用してすることで軽量化が叶うのであれば、SIMPLE EX KITの運用上そちらのほうがありがたい。
SIMPLE EX KITに付属するRDAの径は21mmですが、MODは22mm径でツライチになるサイズです。付属のRDAの出来がすこぶるいいのであえて異なるアトマイザーを載せる必要性は感じませんが、もし交換するなら軽くて漏れにくいモノをどうぞ。
パフスイッチはカチッカチッと節度あるクリック感。ここもプラスチックですが、形状が絶妙ですね。小さなボタンですが指にフィットしてくれます。
表示はバッテリー残量と出力設定値のみ。SIMPLE EX KITは出力可変式ですが、5段階の範囲でしか設定ができません。3.3V、3.6V、3.9V、4.2V、4.5Vの5つ。最大で4.5Vなのでざっくり25Wあたりかな。たかだか800mAhのバッテリーで爆煙も無いでしょうから必要十分でしょう。
下部には+-ボタンと充電用micro USBポート。高速充電には対応していませんが、バッテリー容量が小さいこともあって充電待ちのストレスは大きくありません。
底面にはベントホール。SIMPLE EX KITは密閉度が高そうなので、たくさんの穴が開いているのを見るとちょっと安心。
蓋はマグネットで固定されています。マグネットは上部の一ヶ所のみですが、下部ではめ込むようになっていますので蓋はしっかりと留まっています。ポケットの中で外れたことは一度もありませんでしたよ。ただ、SIMPLE EX KITで唯一残念に思うところがここ。蓋は半透明にする必要がありましたかね。クリア感の無いほうがかっこよかった気がします。
510コネクタからスコンクボトルに至るまで、リキッドの通り道には3つのOリングが取り付けられています。漏れ防止の仕組みはかなり優秀な部類。
スコンクボトルはシリコン製で内容量は4ml、少し硬めの素材が使用されています。クイッとした押し心地が気持ちいい。
慣れればなんてことはないのですが、ボトルは透明度が低いためにリキッド残量が少しわかりにくいかもしれません。ここはガマンです。もし白いボトルが使われていたならかっこ悪かったと思いますよ。
RDAは2種類のトップキャップを使い分けすることができます。左側のPCキャップはドリップチップ一体型、右側のステンキャップは510ドリチを取り付けて使用。重厚感のあるステンもいいのですが、軽快感を持つPCキャップのほうがSIMPLE EX KITの性格に合っているのではないでしょうか。
付属ドリップチップは、運用がDLなのかMTLなのかで選択することになると思います。
トップキャップ裏はPCもステンもよく似た形。比較的きれいなドーム型を描いています。
デッキはシングルコイル前提。青丸で囲った部分がボトムのエアホール、赤い矢印の先はジュースホールとなります。
なかなか丁寧に作られているポジピン周り。BF-Pinが標準で取り付けられているのですがノーマルピンも付属してきます。このRDAを他のMODで使用する気にはならないですけどね。SIMPLE EX KITでこそ活きるアトマイザーだと思います。
付属のフューズドクラプトンコイルを設置。表示抵抗値は約1Ω。
そう言えば付属品一式画像にこのコイルを並べるのを忘れていました。付属コイルはフューズドクラプトンで抵抗値は1.2Ω、推奨出力8W~16W。超低抵抗値の付属品が氾濫する中、なんだか良心的に思えてしまいます。
実はこのSIMPLE EX KIT、超低抵抗値で使うことは想定されていないみたい。Resistance rangeが0.8 – 3Ωとなっています。付属コイルは1.2Ωですから、MAX値の4.5Vをかければ16Wあたりになりますよね。
とても小さなRDAですので用いるコットンの量も極小。コットンのボリュームや配置に特段の配慮をしなくてもリキッド漏れはそれほど起こらないと思います。
エアフローホールは2.5mm・2.0mm・1.5mm・1.0mm・0.8mm・0.6mmの6段階。メーカーサイトに流行の兆しを見せているニコチンソルトについての記述がありました。「〇mgのニコチンソルトでSIMPLE EX KITを使う場合は、この出力とこのエアホールをお使いなさい。」ですって。ニコチンソルトにご興味のある方はメーカーサイトをどうぞ。Simple EX kit | VANDY VAPE
私は一番大きなエアホールを使ってDLしていますが、基本的にはMTL向けの製品です。こんなに小さいのにホントしっかりした味が出るんですよ、これ。付属のRDAは相当の実力を持っています。ガンガン焚くタイプではありませんのでミストの量で満足感を得ることはできませんが、味の乗り方だけでも十分満足できます。
味もいいのですが、とにかく携帯性が抜群です。コンパクトで軽量、そしてなにより「漏れない」。チャージしたリキッドをある程度まで吸い切ってやりながらではありますが、私はポケットの中に一度も漏らしたことはありませんでした。ボトル周辺への漏れもないので安心して持ち運びができるでしょう。
メイン機とするには心許ない性能ではありますが、とても完成度の高い製品。サブ機としてeGo AIOライクに使うのであれば、今現在SIMPLE EX KITにライバルはいないのではないでしょうか。VANDY VAPEさんの思い切りに軽く感動。
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周りから見ればVAPEは不審物。利用者のモラルが試されています
ニコチンは毒物。取り扱いは法律に沿い、細心の注意をもって
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Source: ぬかよろこび in VAPE